閼  伽

あか
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価値ある功徳の水。
霊地の水。清浄な水。お客様に捧げる水。
修験道においては、閼伽をお釈迦様の心の水として特に重視します。


閼伽器と樒の葉

 

 

 

 

 


樒 
しきみ

 お供え物の代表格

閼伽はサンスクリット語アルギャの音写です。阿伽、遏伽あつかとも書きます。原語の意味は価値ある物を意味します。最初はお供物を指しましたが、後にお供物を盛る容器も閼伽と呼ぶようになります。

そして、インドでは仏様や神様にお供え物をする時、水は必ず供えられましたので、特にお供え用の水を閼伽または閼伽水と呼ぶようになりました。

閼伽を汲む専用の井戸 閼伽井あかい
閼伽を入れる桶 閼伽桶あかおけ
閼伽桶を置く棚 閼伽棚あかだな
閼伽を入れる器 閼伽器あかき
閼伽水を桶から器に移す坏 閼伽坏あかづき
閼伽水に浮かべて供える樒しきみ 閼伽の花あかのはな
といいます。

 樒 しきみ

独特の香りを持つ常緑樹です。香の木、香の花、香柴、花柴、花榊はなさかきとも呼ばれます。葉や樹皮からお香や殺虫剤が作られます。

仏事用の花として知られていますが、御神木になっている場合もあります。

 六種供養

密教では閼伽は大事な供養品のひとつです。六種供養ろくしゅくよう=本尊に供養する6種類のお供物のひとつです。六波羅蜜に対照すると次のようになります。

六種供養

六波羅蜜
閼伽 あか
塗香 ずこう
華鬘 けまん
焼香 しょうこう
飯食 ぼんじき
灯明 とうみょう
布施 ふせ
持戒 じかい
忍辱 にんにく
精進 しょうじん
禅定 ぜんじょう
智慧 ちえ

閼伽を除いた場合は五種供養といいます。

 浄めの水 香水

閼伽水を汲むときは、身と心を清め、平等の智恵を得る、閼伽文という文を読んでから汲みます。また清浄な水を汲むことで煩悩を洗い落とす意味もあります。

閼伽水は、そのまま潅いだり、洗ったりして浄める他、お香を入れてお加持をし、香水こうずいにして使用します。

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