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鬼子母神
kishimo-jin

■ 鬼子母神 きしもじん

鬼子母は夜叉神の娘で、鬼の妻となり子供をたくさん産みました。性質は荒く、小さな子供たちを食べるので、人々から恐れられていました。

お釈迦様は、これを戒めるため鬼子母の末っ子を隠し、子を失う悲しみを説きました。それいらい鬼子母は善神となりました。

鬼子母神、愛子母、歓喜母、功徳天などと呼ばれ、子授け、安産の神様です。

鬼ではなくなったので、鬼子母神の鬼の字は、鬼の角にあたる頭の点を取った字を使います。

鬼子母は法華経信者を守るという話があるので、日蓮宗の寺によく祀られています。

サンスクリット語の名前はハリティー。訶梨帝または訶梨底かりていと書きます。古代インド神話に出てくる羅刹らせつ=女の鬼です。
生んだ子供は500人、千人、1万人、といろいろな説があります。

   ご真言
おん どどまり ぎゃきてい そはか。

二十八部衆

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