浄土 極楽

清浄な地
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仏が住む清浄な所、浄土。
浄土はたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 清浄国土

悟りを開いた仏が住む清浄な所を清、略して浄土といいます。したがって浄土は仏の数だけたくさんあります。

数ある浄土の中で一番有名なのが阿弥陀様の極楽浄土です。他に薬師如来の浄瑠璃浄土じょうるりじょうどお釈迦様霊山浄土りょうぜんじょうど観音様の補陀落浄土ふだらくじょうどなどが代表的なものです。

 いろいろな浄土

浄土には、死後に行く来世浄土(往く浄土) 現実の世界を清め浄土化する浄仏国土(成る浄土) 現実の世界の中に信仰によって得る常寂光土(在る浄土)の3種類に分類する考え方もあります。

平安時代以降、苦しみに満ちたこの世を離れ、来世は極楽で暮らしたい、という「往く浄土」への願が強まり、極楽浄土へ導く阿弥陀様への信仰が盛んになります。そして、いつしか浄土=極楽のようになりました。

 極楽浄土

極楽とは、あらゆる苦しみから解放されて、極めて楽な所という意味です。  美しい天女も居て・・・・・・
ところが極楽には女性は居ない、または少ない、と解説する経典(大無量寿経)があります。阿閃如来の浄土では女性在りです。しかし、いずれにしても色欲から解き放たれた人が行く所ですし、性別の関係ない世界です。

極楽は須摩題しゅまだいまたは須呵摩提しゅかまだいなどの音写や安楽や安養と訳した場合もあります。

極楽浄土は西の方、十万億の仏国土を過ぎた所にあります。どのような場所か、阿弥陀経というお経には次のように解説されています。

池には色々な色の蓮の花が咲き、良い香を放っている。池の底は黄金の砂で覆われている。自然や建物は黄金や七宝で出来ている。妙なる音楽が流れ、色々な鳥が美しい声で鳴いている。鳥のさえずりや、水や風の音はそのまま説法となり、極楽の人々はそれを聞いて仏を念じる。

 この世の極楽浄土

宇治の平等院の鳳凰堂などは、この極楽浄土を表そうと造られた建物です。

※閃はフォントにないので代用しています。門構えの中はへの下に人が二つならびます。

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