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三面大黒天 三面大黒天は、大黒天を中心に弁財天と毘沙門天を合体させたものです。

■ 大黒天 だいこくてん

七福神の大黒天は、福徳や財宝を与える福の神ですが、原形は闇の神様です。

大黒は梵語の摩訶迦羅 マハー・カーラ の訳です。マハーが大で、カーラが黒です。ヒンズー教ではシヴァ神の化身で、シヴァ神が世界を灰にする時、この姿になるとされています。

また姿も七福神の大黒さまとはかなり異なり、恐ろしい姿をしています。曼荼羅の中に描かれている大黒天は後者に近い姿です。密教では自在天の化身です。

七福神の大黒さまは、狩衣のような服を着て頭巾をかぶり、右手に打出の小槌、左手に大きな袋を背負い、米俵の上に立っているのが一般的です。

俵に乗っている由緒は
「毎日ご飯を供えてお参りすれば、一生、食に不自由はさせない」というお告げあった話が残されており、米俵と結びついたようです。

食堂や台所にまつられることが多く、そこから転じて寺の婦人(僧侶の妻)を大黒さまと呼ぶこともあります。

また建物の中心となる太い柱を大黒柱と呼びますが、これは大黒さまが天・地・人を守る事から屋台骨を支えるものをこのように呼びます。

神道では大国主命 おおくにぬしのみこと と大黒天を結び付け、大国天とすることもあります。神社にまつられる七福神では大国天が多いようです。

     ご真言
おん まかきゃらや そわか

七福神     六大黒

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