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六 大 黒

 比丘大黒 びくだいこく
 王子迦羅大黒 おうじからだいこく
 夜叉大黒 やしゃだいこく
 摩伽迦羅大黒女 まかからだいこくにょ
 信陀大黒 しんだだいこく
 摩伽羅大黒 まからだいこく

仏様の手を数えるときは臂(ひ)といいます。例えば顔が3つで手が6本のときは三面六臂といいます。

大黒天神法 唐の時代に作られた1000文字程度の、比較的短いお経です。

内容は、
  お寺に祀られる神様で、
  身体の寸法、肌の色、
  着る物、持ち物、
  お参りの仕方、などが書かれています

大黒様の家族や眷属です。

大黒様は戦の神、闇の神、食の神、福の神などいろいろな性格を持っています。大自在天変身、堅牢地天化身ともいわれます。

インドでは鬼神の荼吉尼天を鎮めるため、大日如来が姿を変えて現れた、とされます。三面六で象の皮を被り、よく知られている大黒様とはかけ離れた姿です。

三面六臂の大黒様を、日本で最初に祀ったのは天台宗の最澄といわれています。

大黒天神法により大黒様は、食堂や台所に祀られました。

中国では烏帽子えぼしに袴はかまで、右手を拳にして腰にあて、左手で袋をかつぐ姿になります。

日本では大国主命おおくにぬしのみことと入り混じり、笑顔で米俵に乗り、打出の小槌を持って袋をかつぐ姿になります。

信仰の広がりとともに複雑化し、いろいろな偽経が生まれ、三面大黒や六大黒、夫婦大黒といった特殊な大黒様が生まれました。

 

 

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