お み く じ

おみくじの引き方
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おみくじ は雑念を持たず、問題の枠をできるだけ具体的に絞り、占います。漠然と「自分の一生の運勢」などという占い方は好ましくありません。もし結果が良くなくても、同じ事柄で再度占うときは、急ぐときでも2時間、間を置きます。通常は2週間位間を置きます。

おみくじ を引いたならば、必要な項目のみ読みます。もし必要とする項目がなかったり、良いのか悪いのか判断がつかないときは、吉凶で判断します。吉凶は総合的に判断した時の目安です。したがって、各項目の吉凶と一致しない場合もあります。

おみくじ がどこまで役立つかは、使い方しだいです。常識や経験を無視してはいけません。90%常識で詰めて、それでも解らないときに占います。

「どの道が良いか」という問いかけには、まず答えは出ないでしょう。右へ行ったらどうなるか、左へ行ったらどうなるかを占い、その結果からどちらの道が適切か、決めるのはあなた自身です。

おみくじ は持ち帰って差し支えありません。寺や神社に置いてゆくのは、凶をとどめ吉に転じるようにお願いする意味があります。

おみくじ で凶が出たとき「利き腕と反対の手で木の枝などに結ぶ」という方法があります。これは困難な行いを達成することによって、吉に転じるように願う一種の修行的な発想です。

占いは「ウラに通じて表に出ナイ」ことを読取る技術

日本でのおみくじの原典は元三大師百籤がんざんだいしひゃくせんといわれています。その百籤は中国から伝わったもので、原型は易経と言われます。そして易はまだ中国人が穴居生活をしていたころにさかのぼります。

現在まで伝わっている易は、約3000年位前にシステム的にも完成された周易あるいは五行易とよばれる易です。

このホームページに掲載したおみくじは、当寺に常備している「100番みくじ」ではなく、このホームページの為に易経をおみくじ的に書き下ろしたものです。したがって番号は64番までで、各6種類のバリエーションがありますから、計384本の「おみくじ」となります。 

 こちらもお読み下さい。

元三大師天台宗の僧侶で良源りょうげんといいます(912-985)亡くなってから朝廷より慈恵(じえい)大師という名をもらいましたが、亡くなった日が正月3日なので元三大師の通称が生まれました。低迷していた比叡山を第18代の座主として復興した高僧です。また元三大師は観世音菩薩の化身とも言われました。

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