おたずねに答えて

皆様から寄せられた御質問の中で、他のお方にも参考となるようなモノを掲載しています。
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法事の前倒しは?
法事で呼ぶ範囲は?
祥月命日はどんな日?
水子供養に戒名は必要?
お逮夜とは何?
四十九日までが三ケ月にまたがるのは不吉の前兆?

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法事の前倒しは?

最近の法事は、土日や休日に行われる事が多くなりました。どれくらい前倒しが可能かは、決まりはありませんが、経過年数に比例します。

四十九日までは一週間以内でしょう。本来は毎週するわけですから。

七回忌あたりで1〜2月くらい、十三回忌以降なら半年から場合によっては一年くらい前倒ししても良いと思います。

いずれにしても前倒し=繰上げはあっても、繰り延べはいたしません。

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法事で呼ぶ範囲は?

地域によりかなり異なると思います。基本的には故人を中心に考え、縁のあった人達に案内することになります。法事の回数を重ねる度に、少しづつ呼ぶ範囲は狭まります。

現在の交際具合や相手の健康状態など、色々と相手方の状況を考慮し、案内を迷うことがありますが、ひとつの基準を持って一律に案内した方が良いと思います。

同じ立場で声が掛からないと誤解を生む場合があり、気遣いがマイナスになることもあります。「ご無理の無い範囲で・・・」と一言添えるのも方法です。

また、納骨は特に注意が必要です。最後のお別れと思う人もありますので、どちらかな?と迷ったときは声をかけた方が良いと思います。他の法事と異なり一度だけですので。

葬儀は突然のことですから、連絡不足があっても了解が得られます。法事は準備の段階がありますから、忘れられた、外された、と思われると心象が悪くなります。

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祥月命日はどんな日?

1月2日に亡くなった人なら、毎年1月2日をその人の祥月命日しょうつきめいにちといいます。そして1月は祥月と呼びます。

本来は亡くなってから1年目に当たる月だけを指したようです。儒教から来たものです。

祥には吉祥天のように「めでたい」という意味があります。儒教では亡くなってから十三ヶ月目を忌明けのめでたい月=小祥忌しょうしょうきといい、ここから出た名前と言われます。

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水子供養に戒名は必要?

戒名の捉え方にもあると思いますが、戒名は仏様に戒律を守ると約束したとき授けられる名前です。

どの時点で一人の生命とするかは難しいことです。一瞬の短い時間の中にでも生命の一生がある、とする考え方もあります。したがって仏の世界へ仲間入り、という点では戒名的な名前があっても良いと思います。

ただし、大人と同様の形式はおかしいと思います。また、遺骨のあるなしで戒名をつけるか否かを決めることもおかしいと思います。

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お逮夜たいやとは何?

一般的には四十九日や一周忌など、定められた供養日の前日や、命日の前夜を指します。

元々は火葬する前夜、つまり通夜にあたる日を指した言葉です。逮は「およぶ」という意味で、次の日におよぶ夜ということです。太夜、大夜、夜などとも書きます。また宿夜、伴夜、贈別夜とも呼ぶことがあります。

法要は都合で繰り上げることはあっても、繰り下げは致しません。そこで命日に実行できない時、このお逮夜の考えから、前日も命日同様として扱われます。

しかし現在ではさらに繰り上げて、命日に近い土日に行われることが多くなったので、お逮夜法要の言葉は、あまり聞かれなくなりました。

※台はフォントに無いので代用です。シンニュウが付きます。

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四十九日までが三ケ月にまたがるのは不吉の前兆?

仏教的には根拠の無い話です。俗信だと思います。喪の期間を月単位で捉えた場合、二ヶ月で収まるものがひと月延びてしまうので、それを嫌った考え方でしょう。喪の期間は世間との交際がしにくい期間です。死を穢れと見る人達が多かった時代の名残だと思います。

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